大雪 その1

全国的に大雪に襲われている今年の冬ですが、
東粟倉も同様です。

年末から正月にかけて、
1月の15・16日
2月12日・14日
まとまった雪が降りました。

1月の15日はTowaの2歳の誕生日で
娘・美月の大学入試センター試験の第1日目でもありました。


(とんど祭りの写真は2009年のもの)

1月15日の夜から降りだした雪は16日の朝には
道路か溝か畑か分からないほどの積雪になっていました。
その日は地域のとんど祭りと自治会の総会でしたので、
役員であるお父さんは荷物を積んで車で出かけました。

4輪駆動+スタッドレスタイヤにもかかわらず、集会所近くの溝に
見事にはまってしまいました。音も無く、傷も無く
とんど祭りに参加してくれていた消防団の若い衆たちがみんなで雪をかき
救出してくれました。
この地に移り住んで15年になるのに、道路と溝のさかいがわからないなんて・・・。

とんどの間も自治会の総会の間もずっと降り続いた雪は、
総会が終わって帰ろうとする頃にはお父さんの腰くらいまでになっていました。
車を置いて帰ることにし、途中まで区長に送ってもらいました。
我が家まで150mほどのところで降りて歩いたのですが、
腰くらいまである雪の中では思うように進む事ができません。
10歩歩いては呼吸を整えまた10歩進むといった具合です。
そこに我が家の明かりが見えているのに「遭難するんじゃないか?」と怖くなるほどでした。
結局、150mの距離を歩くのに30分はかかったと思います。

娘と家内はこんなことも予想されたので、
センター試験にそなえて津山の親戚の家に泊めてもらっていました。大正解でした。
16日、無事にセンター試験を終えた娘ですが、大雪のため市の除雪が間に合わない状態では
帰ってくることもできません。

17日は朝から除雪作業におわれました。
10年間頑張っている黄色い除雪機、これがまったく役に立ちません。
キャタピラに雪を咬んでしまって、5m進むたびに動かなくなるのです。
おじいちゃんの朝食のパンも無くなるし、わたしのたばこも無くなるし
愛車の救出にもいかなければ・・・
このままでは、今日も家内と娘は帰ってくることができないし・・・。

それでも何とか駐車場の雪をかき、家から隣の家までの道を2往復(150m×4)かきました。
でも、そこから先も市の除雪がまったく入っていないのでどうにもなりません。
孤立状態です。

つづく

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