重症 心雑音

9月15日 8ヶ月の誕生日を迎えました。


この三ヶ月ほどブログの更新が滞っていましたが、つらいことがあったものですから・・・


以前に「検診でTowaに心雑音がある」と指摘されたことを書きましたが、7月15日、6ヶ月の誕生日の検診で主治医の先生からこの「心雑音がひどくなっている」といわれました。エコー検査の写真を見せてもらいましたが、確かに大動脈弁のあたりが狭窄しているように見えました。その病院にはさらに詳しく調べ、正確な診断をする機器がないので大阪の犬の循環器専門の病院を紹介されました。早速予約を取り7月17日に大阪に行くことにしました。


病院はまだ開業したばかりの新しい病院でした。ご夫婦で運営なさっている病院ですが、ご主人は東京農工大の講師をなさっているハイレベルな病院だそうです。完全予約制で、Towaの検査の間(約1時間30分)他の患者はいませんでした。
心電図、エコー検査、血流(速度)検査、合併症の有無を調べる血液検査・・・
とてもお利口だったようで麻酔もかけず、押さえつけるための私の力も必要とされず、検査を終えて元気に出てきました。


結果は「大動脈弁下部狭窄症」および「そうぼう弁形成不全」という診断がなされました。先天性の疾患です。心臓から全身に血液が送り出される大動脈の弁の下に大きな肉の盛り上がりがあり、これが血液の送り出しを邪魔しているというわけです。Towaの心臓はこれをカバーするために必要以上の大きな拍動で血液を全身に送り届けようと頑張っているのです。このため、心臓肥大が起こります。これが進行していくと心臓そのものに血液がいきわたらなくなってくるほど肥大化していきます。
大きくなるほどに血管は長くなりますので、心臓はより頑張って血液を送らなければなりません。心臓は毎日(命ある限り)筋肉トレーニングをしているようなもので、心臓はどんどん肥大していくということになります。

狭窄の程度はその部分を流れる血流速度と心拍の大きさで見るのですが、Towaの血流速度は5.2m/秒でした。5mを超えると危険な状態だそうです。心拍もかなり大きくなっていました。

それに加えて心房から心室への血液の流れに若干の逆流が見られ、これはそうぼう弁の形成が十分でないことが原因だそうです。逆流が起こると肝臓や腎臓への影響が出てくるようになります。他の臓器への影響を調べるために血液検査を行いましたが、こちらのほうは7月17日時点ではほぼ正常値を示していました。


病状は「かなりの重症」だそうで、「早ければ1歳前後、よく頑張って3歳ころまでの命」と告げられました。
治療法としては、①バルーンを用いて狭窄部位を広げる外科的処置 ②内用薬の服用で血液の流れを良くするとともに、心臓の肥大を抑制するという二つの方法がありますが、①の場合その手術のリスクおよび術後の生存期間の統計からみて高額な手術費用を払って行う意味はあまりないとの事でしたので、②を選択することにしました。


この病気の今後は、まず良くなることを期待することはできないということ(生きている限り心臓は動き続けます。そのことで心臓は肥大してゆきます。)そのため肥大化した心臓そのものへの血液の供給が阻害されるようになって来る。さらにそうぼう弁の形成不全とあいまって、血液の逆流が深刻なものになると肝臓や腎臓への悪影響が出てくる。心不全につながり「突然死」という事態になる危険性が高い。
2種類の薬を処方してもらい、次回(一ヶ月後)の診察の指示を受けて帰ってきました。



先代のあぐりを原因不明の病気で早くになくした苦い思いから、「Towa」と名づけ末永く一緒に暮らしたいと願い家族に迎えたこの子が・・・。スポンサーであるおじいさんはぼう然!娘はあぐりを送った悲しみの涙が乾かぬうちの出来事に、必死にこらえても涙は倍になってあふれ出てきます。
しばらくはブログの更新をするのがつらくて、3ヶ月も滞ってしまったというわけです。


それから3ヶ月経った今、「短い命になるかもしれないが、Towaと当たり前に楽しく暮らしていこう。その命が1日でも長くなるようできるだけのことをしてやろう。」と思えるようになってきました。


これからは、Towaの成長記録とともに闘病記録も併せて綴っていこうと思います。


 

ドッグラン オープニングパーティー

5月30日 ドッグラン建設にお世話になった友人や地域の仲間たちを招待して
Towaのおひろめを兼ねてドッグランオープニングパーティーを企画しました。

青空の下でのバーベキュー。気持ちよくてビールもとてもおいしかったですよ。
Towaは子どもたちと一緒に広いドッグランを走りまわっていました。
さんざん遊んで疲れた後は、部屋に帰って友人の娘さんと一緒に爆睡していたそうです。

大阪からおもちゃの作り手仲間で友人の青木さんとお母さんも駆けつけてくださいました。
近くのペットショップやホームセンターでは見かけたことのない
おもしろいおもちゃや道具をプレゼントにもらったTowaは、外でも部屋に帰っても夢中で遊んでいました。
大切に使わせていただきます。


(これは便利!折りたたみ式の水入れ)

皆さん、ありがとうございました。

 Live(リブ)との対面

5月17日 日曜日

親戚のLive(リブ)がドッグランを走りにやってきました。
Liveは先代あぐりの実家からやってきたラブラドールの女の子です。
Towaより1週間はやくうまれたお姉さん。
以前にあぐりと一緒に過ごしたことがあるルビーの二代目になります。

最初、家ではおてんばのLiveが、Towaとの対面では「借りてきた猫?」のようでしたが、
Towaの猛烈なアタックに普段のおてんばぶりを思い出したようで、30分ぐらいすると
一緒に走り回れるようになりました。
当日はあいにくの雨で、ドッグランには出られませんでしたが、
家の中がドッグラン状態になりました。
これから何度となく行き来し、一緒に行動することも多くなる二人の始めての対面。
お互いに何かを学んだようです。

今度は、お天気のいい日に思いっきりドッグランを走りたいね。

4ヶ月の誕生日

5月15日はTowaの4ヶ月の誕生日でした。
13日にかかりつけの獣医さんで定期健診と狂犬病の予防接種と市への登録、
ノミ&ダニ対策、フィラリアの薬をもらってきました。
体重は10kgを超えました。とてもバランスよく成長しているとのことでした。


検診が何かのきっかけになったのか、その日以来目に見えておりこうさんになってきています。
軽く吠えて「おしっこ」「ウンチ」を伝えるようになり、粗相することがほとんどなくなりました。
サークルから出る前にちゃんと排泄を済ませます。
「ババラッチ」(:我が家だけで通じる言葉で排泄したウンチの上を歩き回り、ウンチまみれになること)
もなくなりました。
「スワレ」「マテ」も、手のサインや言葉の指示だけでもきちんとできるようになりました。
お散歩に出かけてもきちんと目が合い、こちらの動作に注意を向けています。


成長の段階で、いろいろなことを学び楽しみ、社会性をみにつけルールを理解する準備ができつつある時期のような気がします。
我が家に来た当時のTowaはただ遊びたいだけだったようですが、
吠えることにも意味が明らかになり自分の思いを伝えようとしたり、
こちらの言うことにも注意を払うようになってきています。
時期と言ってしまうにはあまりに顕著な変化にこちらの方が驚いています。



顔つきももう赤ちゃんではなくなってきました。



成長や変化を楽しみながらも、まだ生まれて4ヶ月のTowaです。 
もう少し、ひたすら可愛い赤ちゃんのTowaでいてほしい気持ちもあります。



検診の結果で、心配なこともあります。
ひとつはタマタマがひとつ確認できないこと。もうひとつは心雑音を指摘されていることです。
心雑音は成長に伴い消滅していく「無害性」のものがままあるとのことですので、タマタマのこととあわせて更なる成長を見守りながら様子を見ることにしています。


しばらくはひと月ごとに検診を受けることにしています。

Towaのゴールデンウィーク

Towaのうちはペンションがお仕事のひとつです。
ゴールデンウィークはわがやにたくさんのお客様がやってきます。
今年はDOGRUN「Aguri」ができたのでワンチャン連れのお客様が多く来られました。
といっても1日最大3頭ですから、ドッグランは広々としています。



ワイヤーヘアード・フォックステリアのナッツ君、シェルティーの理子ちゃんと一緒にドッグランに行きました。
フォックステリアのナッツ君はとても元気な男の子です。チビ犬のTowaに、「ぼくの方が偉いんだぞ!」というように遊びの中で追いかけるのですが、何せ初めてのTowaは驚いて逃げ回るばかり・・・。体力的にもナッツの方がはるかに上です。しまいにはおなかを上にして「参った」。そうするとナッツ君は何もしません。
ならばというようにシェルティーの理子ちゃんに近づいてゆきますが、こちらは家族以外の人もワンチャンもあまり好きではない女の子で、元気なナッツ君ですら接近できない雰囲気を持っています。何にでも興味を持つTowaは近づきすぎては「ウー」とうなられてしり込みしていました。
ワンチャンの世界のしきたりやいろんなワンチャンがいることを少し知ったようです。


ドッグランデビュー

4月28日、2日目のワクチン接種がおわって2週間。やっとお散歩デビューの日を迎えました。
昨年の秋から作り始め今年3月に完成したドッグランに初めて足を踏み入れました。感激の一瞬でした。

最初は広いスペースに戸惑っていましたが、お父さんについて歩き回るうちなれて来て
お母さんとTowaのキャッチボールもできるようになりました。
広いドッグランを独占して走る走る・・・。

全てが初めての経験。飛ぶ鳥を追視したりチョウチョウを追いかけたり、モグラの穴をほじくったり、風をじっと感じていたり、遠くで聞こえる犬たちの声に耳を傾けたり・・・。

(”あぐり”のためにつくってやりたかったドッグランですが、あぐりには間に合いませんでした。
このプライベートドッグランは、あぐりを記念して”あぐり”と呼ぶことにしました。)

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近所の紀州犬のしろさん(女の子):あぐりのともだちが遊びに来てくれます。
1回目はお父さんの後ろにまわり、恐る恐る見ていたのですが、2回目の昨日(5月1日)には自分から近づいていき、なにやら交流を始めています。しろさんはとてもやさしい紀州犬です。母性本能がくすぐられるのか、Towaのことが気になって仕方がないようです。もう少し大きくなったら、一緒に走れるようになるでしょう。


ドッグラン独占


お母さんとTowaのキャッチボール

ひと月です

Towaが我が家にやってきてひと月がたちました。まだ、外に出たり他のワンちゃんたちと遊ぶことはできませんが、部屋の中で「取って来い!」遊びを覚えたり、フリスビーで遊んだり、いろいろなことを経験しています。Towaは人の目をしっかり見る子です。毎日の暮らしの中で覚えなければいけない指示もかなり理解できるようになってきました。「すわれ!」「マテ!」もできるようになりました。

風呂にはお父さんと一緒に入ります。さいしょはお風呂のお湯がおもしろそうで飛び込んできたのですが、いきなりお湯をかけられたのでちょっとびっくりしました。でも、風呂上りはとてもきれいでフワフワで、まんざらでもないようです。

めざせフリスビードッグ

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遊びでフリスビーを投げてやると、追いかけていって取って来ます。ディスクが大きいので自分の脚で踏んづけてしまってうまく運ぶのは難しいのですが、根気よく運んで来ます。
靴下を丸めてボール状にしたおもちゃは4~5m離れたところに投げても、一目散で走って行きしっかりくわえて持ってきます。レトリーバーの名の通り「取って来い!」遊びは大好きです。先代のあぐりのように新聞配達もしてくれることでしょう。ゴールデンウィーク前後のドッグランデビューが楽しみです。

ワクチン(1回目)

3月19日 津山の動物病院へ一回目のワクチン接種に行ってきました。
家にも家族にもずいぶん慣れたし、体も大きくなったし・・・。車に乗っても前のようにしんどくなることはありませんでした。車の中でも元気に過ごせました。

体重は5キロちょうど(今日5.5キロ)になっていました。我が家にやってきて2週間足らずで1.3キロ大きくなったことになります。からだだけでなく顔つきもちょっとお兄ちゃんになったようです。でも、やんちゃの盛りで家の中は大騒ぎです。帰りにカミカミおもちゃを買ってきました。
天才かと思われたトイレの成功率は活動範囲の拡大とともに低下しています。(サークル内ではほとんど失敗しないのですが・・・)外に出るとそれどころではなくなるようです。
獣医さん曰く、しつけが入るのはこれから・・・。頑張ろう!

完成したDOGRUNに先代の名前をとって「AGURI」という名をつけ、看板を設置しました。「AGURI」を利用した第一号は愛知県の「サラちゃん」でした。Towaも愛知県出身です。なにか不思議な縁を感じました。

Towaのドッグランデビューは二回目のワクチンを終えて免疫がついてからになるのでGWごろになりそうです。