月別アーカイブ: 2月, 2011
そんなこんなでなんとか普段の生活にもどることができました。
それから1週間ほどして雪が大分少なくなった頃
黄色君をもらってもらおうと約束の人に電話をすると
「修理が必要ならいらない」という
仕方なく集会所の黄色くんを見に行き
エンジンがかかるかとリコイルロープを引くと
なんと動くではありませんか。しかし除雪・投雪部分は沈黙したまま。
約300mの道のりを家まで動かしているうち
ひょっとしたら・・・
除雪作業レバーを動かすと、便秘が開通したかのように
バッと動き出したのです。
不死身の黄色くん。
家について、キャタピラに雪が咬んで動かなかったところに
雪をかき出す部品を工夫して取り付けてやりました。
次の雪の日に試運転すると
青くんの半分くらいしか雪を飛ばすことができませんが、快適に作業できました。
黄色君はいつか現代玩具博物館を私たちの手で再開できる日がきたら
そこでもうひとがんばりしてもらうことにしました。
それまでご近所で除雪に困っている方のところへ貸し出ししようと思っています。
それにしても、今年の雪はすごいです。
北陸、東北の皆さん
決して無理をせずに、そして頑張ってください。
集会所にとめている車の様子を見に行くことと、
集会所の除雪をしておけば最悪家内たちもそこまでは帰ってこられると考え
黄色の除雪機で集会所へ向かうことにしました。(夕方5時頃)
集会所までも雪をかきながら進みます。
ようやく集会所に到着。車は大きな雪の山になっていました。
車の雪を落とし周囲を除雪機でかきました。
集会所の駐車場を3往復ほどしたでしょうか、突然除雪機がエンジンストップ
あれこれやってみましたが、その後二度とエンジンがかかることはありませんでした。
ふと集落の向こうのほうを見ると市の除雪車の黄色いライトが見えました。
ようやく生活道路の除雪に入ることができるようになったようです。
こちらは除雪機アウト!
(中古で買って10年、よく頑張ったものです。)
黄色くんはあきらめることにしました。
しかし、車は雪の山の中。何とか車の姿を見えるようにして
だめもとで車を動かしてみました。
なんと、腰まである雪の中を雪をふみつけて動くではありませんか。
その頃には我が家までの道路は
きれいにではありませんが、何とか車が通れるように除雪してくれていました。
そのことを家内に連絡し、津山から帰ってくることに・・・。
津山からの帰り道も大変だったようで、普段1時間で帰れる道のりを
3時間かけて、帰ってきたのは夜10時を過ぎていました。
ここからがまた大変なことに
この写真は我が家の裏です。
積もった雪と屋根から落ちてきた雪がつながってしまっている様子です。
このままでは、まどを押し割ってしまう危険がありますし、
この雪の下にはお風呂のボイラーがあるのです。
これはお風呂のまどから見た様子です。
「もれてくる光のブルーがきれい」と思うのは一瞬だけ。恐怖です。
しかし黄色くんは役に立ちません。かといって、これだけの雪を人力でどけるのは無理なはなし。
新しい除雪機が必要です。暮らしのために、いのちを守るために・・・
ネットで探しました。
今年の大雪で日本中の除雪機が売り切れ状態になっていました。
中古はあるのですが、ネットでは程度がわかりません。
ひょんなことで新車が2台残っているHPにぶつかりました。
長野の機械屋さんです。
どうしようかと一晩迷い、翌朝そのHPをみてみると1台が売れて残り1台に変わっていました。
急きょ家族会議を開き、購入することに決定、早速その機械屋に電話
「商談中ですが、本当に困っておられるところにできるだけ早く届けてあげたい」という社長に
事情を話すと、こころよくOK→GOサインを出してくださいました。
長野からの配送ですが、2日で届きました。
強力な助っ人を得て、除雪作業の再開です。
YAMAHAの青くん参上
セルでエンジンがかかりライトもついていて夜でも作業ができるのです。
夢のような「新車」の参入です。雪も遠くまで飛びます。
黄色くんは集会所の駐車場で眠っています。
(後日近所の人に修理が必要なことを了解していただいた上でもらってもらうことになりました。)
雪の山に突入!
除雪機でこの山を崩すには、クワやスコップで少しずつ削り落とし、削り落とした雪を除雪機で飛ばす。
この繰り返しです。
怖いのは屋根から落ちてくる雪に埋もれてしまうことです。家内と一組になり常に上を見てもらっての作業です。
屋根雪を長い板やクワでわざと切り落とすこともしなければなりません。
危険を感じて作業をいったん止めた直後に落雪があったこともありました。
落ちそうな屋根雪を落とす
山の雪を削り落とす
落ちてきた屋根雪
削った雪を飛ばす
まる一日かかってやっと開通
なんとかあれだけの雪の山をキレイにどけることができました。
全国的に大雪に襲われている今年の冬ですが、
東粟倉も同様です。
年末から正月にかけて、
1月の15・16日
2月12日・14日
まとまった雪が降りました。
1月の15日はTowaの2歳の誕生日で
娘・美月の大学入試センター試験の第1日目でもありました。
(とんど祭りの写真は2009年のもの)
1月15日の夜から降りだした雪は16日の朝には
道路か溝か畑か分からないほどの積雪になっていました。
その日は地域のとんど祭りと自治会の総会でしたので、
役員であるお父さんは荷物を積んで車で出かけました。
4輪駆動+スタッドレスタイヤにもかかわらず、集会所近くの溝に
見事にはまってしまいました。音も無く、傷も無く
とんど祭りに参加してくれていた消防団の若い衆たちがみんなで雪をかき
救出してくれました。
この地に移り住んで15年になるのに、道路と溝のさかいがわからないなんて・・・。
とんどの間も自治会の総会の間もずっと降り続いた雪は、
総会が終わって帰ろうとする頃にはお父さんの腰くらいまでになっていました。
車を置いて帰ることにし、途中まで区長に送ってもらいました。
我が家まで150mほどのところで降りて歩いたのですが、
腰くらいまである雪の中では思うように進む事ができません。
10歩歩いては呼吸を整えまた10歩進むといった具合です。
そこに我が家の明かりが見えているのに「遭難するんじゃないか?」と怖くなるほどでした。
結局、150mの距離を歩くのに30分はかかったと思います。
娘と家内はこんなことも予想されたので、
センター試験にそなえて津山の親戚の家に泊めてもらっていました。大正解でした。
16日、無事にセンター試験を終えた娘ですが、大雪のため市の除雪が間に合わない状態では
帰ってくることもできません。
17日は朝から除雪作業におわれました。
10年間頑張っている黄色い除雪機、これがまったく役に立ちません。
キャタピラに雪を咬んでしまって、5m進むたびに動かなくなるのです。
おじいちゃんの朝食のパンも無くなるし、わたしのたばこも無くなるし
愛車の救出にもいかなければ・・・
このままでは、今日も家内と娘は帰ってくることができないし・・・。
それでも何とか駐車場の雪をかき、家から隣の家までの道を2往復(150m×4)かきました。
でも、そこから先も市の除雪がまったく入っていないのでどうにもなりません。
孤立状態です。
つづく
久しぶりのブログの更新です。
1歳が大きな山だと言われた重症の心臓病を抱えるTowaですが、
2011年1月15日に2歳になりました。
大阪の循環器専門の獣医病院には定期的に検診に行っています。
最近の検診では心臓肥大の進行も無く、
血流速度はむしろ改善しているようで、
投薬による副作用もなくきわめて良好とのことでした。
それでも、極端な暑さ寒さはよくないので外に出るときには気を使います。
今年は何年かぶりの大雪になりましたが、雪の積もっている様子を窓から眺めています。
比較的温かい日には時々ドッグランに出たりしています。
激しく走り回ることなく、お父さんの周りで雪の感触を味わっています。
「犬は喜び 庭駆け回り・・・」
Towaも雪は大好きなようです。
お父さんが除雪作業をはじめると、
除雪機にまるでやきもちを焼くように吠え付いていました。