3月7日(土)Towaを迎えに家族みんなで名古屋へ行ってきました。とても暖かくて晴れ渡った空で、旅だちにふさわしいお天気でした。いろいろ説明を聞いて12時ころ実家を出ました。兄弟犬のアレン君のお家の皆さんも一緒に記念撮影を終え、再開を約束しての旅だちでした。みっちゃんに抱っこされての車での旅は約4時間30分。
まだ明るい5時ごろきつつき工房に到着。すぐに部屋にあがって新しいケージの中に入れると何も教えていないのにきちっとトイレでおしっこをしました。何もかもはじめての経験で周囲の物音や人の動きが気になって仕方がない様子でした。お水を飲んでしばらく眠って7時半ころ我が家で初めての食事をしました。でも気分が悪くなったようで、ほとんどもどしてしまいがたがた震え始めたようです。(お父さんは村の寄合で集会所に出かけていました。)お母さんは大慌てで会議中のお父さんに電話をします。半年前にあぐりを失った悲しさが大慌てをさせてしまったのですが、会議中のお父さんも心配でなりません。会議が終わってすぐに帰宅すると吐き気がまだ止まっていませんでした。ブドウ糖液もすぐに吐いてしまいます。実家に電話をかけたり獣医さんに電話をしたり・・・。これから病院に連れて行くストレスを考えると、早く環境になれるように糖分と水分の摂取に気を付け、様子を見る方がいいだろうとの指示を受け、濃い目の砂糖水を用意し、吐き気の様子を見ながら母乳ミルクを与えるようにしました。
夜中じゅうお父さんが添い寝をし、様子を観察しながら糖分と水分を取らせながら時間をみて、ミルクを飲ませたりしました。すると徐々に元気を取り戻し、明け方4時半にはミルクとフードを通常の半分ですが自力で食べることができました。1時間ほどお父さんとお母さんと遊んで「電池切れ!」今度は10時までぐっすり眠りました。食事もしっかり取れました。食事量やリズムはまだ実家にいるときにはもどってはいませんが、元気に走ったり一人前に「ワン!」と吠えたり、おもちゃで遊んだりできるようになりました。長距離の移動と環境の変化によるストレスが原因だったようです。ちいさい子犬ですからないが起こるか判りませんが、何とかTowaのきつつき工房での暮らしがスタートしました。一晩一緒にお父さんと寝たので、もうお父さんの子分になりました。お父さんを追いかけたりさがしたりしています。
感心しているのはトイレです。用意したトイレでの成功率がとても高いのです。おしっこをしたくなると自分でトイレに行きちゃんとするのです。ま、3回に1回くらいは失敗しますが、それでも大体その付近での失敗です。
Towaを迎えるまであと3日になりました。
入り口の飛び出し防止柵やサークルを木で作りました。
大きくなったら先代のあぐりのように部屋全体がサークルになるので、小さい間だけの「しつけ用」になります。分解していろいろなところで使えるよう組立て式にしました。
半分の広さにするとお出かけ用のサークルとしても使えるかな?
あれこれとTowaとの暮らしについて、話し合っているところです。
ちょうど2週間目のTowaたちの写真が届きました。リボンが毛に埋もれてしまって
どの子がTowaなのか分かりません。一番左の子か後ろの真ん中の子ではないかな?
この前対面してからまだ10日しかたちませんが、ずいぶんしっかりしてきました。
この写真はわかります。右から3番目がTowaです。
あまりきりっとしたハンサムボーイではありませんが、少々垂れ目で愛嬌のある顔が
特徴です。あと2週間(3月7日)に迎えに行きます。
美月はそれまでに学年末考査があります。お父さんは木製のケージつくりや
ブログのテンプレートのカスタマイズ、ドッグランつくり、おもちゃのデザイン
商品つくり、ペンションのPR用のチラシつくり・・・
お母さんは確定申告、棚卸・・・・ 結構忙しくなってきました。
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すごいアピールをするTowa。彼もみっちゃんのことが気に入ったようでした。
11日(水)Towaに会いに行ってきました。
6頭の子どもたちの中から、この子がTowaになりました。男の子4頭、女の子2頭の兄弟・姉妹です。
大きくて、元気で、毛並みも良くて、ハンサムになりそうな子です。最後まで迷った子がいたのですが、
決め手は娘・美月の膝によじ登ってきてその上で眠ってしまったことでした。
おぼつかない足で、懸命に登ろうとする姿に美月も感動したようです。一緒に行ったおじいちゃんも気に入ったようです。
この子がお父さんの「ショコラ」
こっちがお母さんの「奏(かなで)」
当たり前のことですが、どちらもブリティッシュタイプのゴールデンです。公園や街中で見かけるゴールデンに比べ毛色が白っぽいですが、これが特徴です。一般的に性格もアメリカンタイプに比べるとおとなしく温厚だそうです。父親のショコラは今回の奏の出産のとき、眠らずにずっと付き合っていたそうです。
2代目のWOWは明らかにアメリカンタイプでした。毛色はゴールデンでふさふさしており、とても派手な姿をしていました。性格もいくつになってもハイパーでした。
実はこの「両親がブリティッシュゴールデン」というのが問題なのです。あまり考えないで繁殖させようとすると英国と米国のゴールデンを混ぜてしまって、見た目も性格も本来のものではなくどちらとも付かない犬を生み出してしまうことになりますし、結構あることのようです。
両親そろってとても美しい子なので、きっとTowaも立派なブリティッシュ・ゴールデンになることでしょう。
Towa(トワ)という名前は、「永遠」からきています。
犬という家族を迎えたときから(人も同じですが)別れのときが必ずやってきます。一般的に人の寿命よりはるかに短く、長寿の子でも15才から17才。多くは10才前後でのお別れになるのでしょう。我が家の先々代のゴールデンは9才のときに肝臓癌で、先代のフラットコーテッドレトリーバーは6才のときに原因不明の病気で亡くなりました。彼らと過ごした時間の重さをその時間で計ることはできませんが、もっと一緒に暮らしたかったという思いは消えません。寿命は犬種やその子の生まれ持った体質、育った環境などによって異なってくるのでしょうが、家族としては最大限の配慮をしていてもどうにもならないことがあるようです。
そんな思いと経験から、少しでも長く一緒に暮らしたいと名づけることにしました。
英語ででは「TOWARD」という言葉がありますが、「~に向かって」「前途有望」などの意味もあるそうです。
イングリッシュタイプのゴールデンは米国系に比べ白い毛の子が多いのが特徴のひとつですが、親犬の白さや毛の輝きをイメージして、「FORTE(フォルテ)」「シャイン」「ティンクル」「ハーヴェスト」「メレンゲ」「ラディッシュ」「ロンド」「ソネット」「トーフ」等が候補にあがりました。いずれも呼びやすさや雰囲気からいまいちということになりました。(高1の娘は「フォルテ」の強さに心をうごかされていましたが・・・。
現時点では男の子になるか女の子になるか決まっていませんが、「Towa」ならどちらにも合いそうです。
2月11日に名古屋まで対面に行くことにしています。
2009年1月15日から16日にかけて母犬「奏」が出産しました。まだ、どの子が「Towa」になるのか、男の子か女の子かは決まっていません。
母犬の妊娠が確認されたときにPUPPYを迎えることに決めました。
昨年9月に先代「あぐり」(フラットコーテッドレトリーバー)を6才で送りました。彼女との生活はとても幸せでした。年齢だけで見ると短命のようですが、彼女の残したものは偉大でした。でも、もっと長く一緒に暮らしたかったという思いは残っています。
今度迎える子はもっともっと長生きしてほしいと言う思いをこめて「Towa(トワ)」:永遠という名前だけがそのときにほぼ決まっていたのです。
いま、「奏」のおっぱいをいっぱいのんですくすく成長しています。我が家にやってくるのは3月中ごろになるでしょう。
私たちきつつきファミリーと「Towa」との暮らしを綴っていきます。